IFRS検定を取るくらいならACCAの科目合格をした方が良い話。

今日は大手専門学校の詭弁と、海外での現実の肌感覚をお伝えします。
大手専門学校に知り合いがいる人は、私がこれから言う事は言わないでください!

IFRS検定を取るくらいならACCAの科目合格をした方が良い話。

さて、ACCAとかUSCPAとか色々と調べていると、こういうものを見かけます。
・USGAAPを学ぶことでIFRSとの差を学べば効率的
・ICAEWのIFRS検定を取りましょう

これについてです。
USGAAPも確かにIFRSへの統合というのを考えてはいるでしょう。
ですが、USというお国柄を考えてみれば、これが完全にIFRSを採用するなんて、いつの事でしょうか?
どっかのタイミングで、USはIFRSなんて採用しない!とか逆に言いそうな気もします。
で、正直、IFRSで学んでUSGAAPが必要になった時にUSGAAPの差だけ学べば良くないですか?
それが一番効率良くないですか?と思いますね。。

日本であれば、USGAAPからIFRSに移行する会社が増えているので確実にIFRSを扱う可能性の方が高くなります。
USGAAPを使うというのは、限られた機会でしょう。
そして、世界各地で働きたいとかいうのであれば、IFRSを採用している会社が多いわけなので、確実にACCAを取っておいた方が良いと思いますね。

次に、最近は、IFRSもニーズがあるということで、IFRS検定なんていうものを提供していたりします。

純粋にIFRSを学習したいという人に対しては確かに悪くないものかもしれませんが、キャリアで実用性があるか、というと微妙ですね。
少なくとも、ICAEWのIFRS Certificateというものは、私自身はイギリスにずっと住んでいて、聞いたことがありません。。。

日本人は検定試験が好きだが、それは時間がもったいない

日本人は検定試験が大好きですが、イギリス人はそんなの目指すくらいだったら、ACAとかACCAを目指すからですね。
検定試験を取っても給与なんて増えないし、試験代だけお金かかるし、、、ということでしょうか。こっちの人は現実的です。

ちなみにICAEWというのがACAと言う資格を発行しますが、これはEnglandで監査業務をする人が主に取得する資格です。
世界でいろんな仕事(経理部とか、財務とか、コンサルとか)で働きたいというのであれば、ACAだとちょっとスコープが狭いかもしれません。

というわけで、自分の可能性を広く拡げるというのであれば、ACCAを取るのが無難な選択になります。

なので、移民系の人々や監査法人以外でも就職の可能性を広げたい人はACCAを取っています。
USCPAが無難、というのは、完全な右向け右状態。
周りの人や専門学校に流されず、自分にとって何がベストか、是非検討して欲しいと思います。

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https://reiwa-accounting.com/guidebook/