ACCAはIFRSを英語で学ぶ国際資格。

科目合格の失効期限もとても長く、世界中で取得者が増えている資格。

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これだけでも魅力的な資格なのですが、やはり勉強内容が興味深く、楽しめる内容であるということを皆さんに知っていただきたいです。

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USCPAを勉強していたときは、アメリカの税法を学んだり、アメリカの公会計というようなものを勉強していましたが、

何のために学んでいるのかよくわからず、全然楽しくなかった記憶があります。

 

そこで今日は、ACCAで実際に出てくるエキサイティングな問題を紹介してみます。

この問題を見て、「あ、なんか面白そう！」と思ったら、ACCAを楽しく勉強できると思います。

 

それではいきます！

 

今日はFinancal Management、コーポレートファイナンスの科目からの 問題です。

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本当は英語で出題されますが、読む気を無くしちゃう人もいると思うので、 日本語にします！

 

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A社はスーパーマーケットとカフェの2種類のビジネスを経営している 上場企業です。

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経営陣はスーパーマーケットの方に経営を集中するべきだと考えています。

 

そのため、カフェを分離する2つの方法を考えます。

①分割して、スピンオフさせ、個別の会社として上場させる。

②他社に売却する。

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B社はホテルを経営しており、カフェへの経営の 多角化を検討している非上場企業です。

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B社はA社にカフェ事業の買収を提案します。

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​買収の対価は

①現金

②B社の株式

のいずれかとします。

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B社の経営陣はこの買収に際して、借入をして調達をするのか、資本の中で調達をするのか、どちらの資本構成が

会社にとって良いのか、考えています。

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一方のA社はカフェをスピンオフさせるべきか、B社に売却するべきか、検討しています。

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※実際の問題ではこの他にも会社の企業価値計算のための様々なデータが示されます。

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【問題】

・追加借り入れをする場合と、資本を使う場合と資本構成の観点からどのような差が出るか？

・カフェがスピンオフして上場した場合に、カフェ事業の会社の株式の価値はいくらか？

​・B社とカフェ事業が合併した場合に追加で生じる資本価値はいくらか？

・A社およびB社の株主は、それぞれの買収方法によりどの程度の利益を得ることになるか、比較せよ。

・B社のそれぞれの買収方法につき、B社の資本構成はどう変化するか？

​・A社及びB社の株主は、この買収手段による資本構成の変化によって、財務および非財務的な観点でどのような影響を受けるか、評価せよ。

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いかがでしたか？

​これ、ほぼ実際に出た問題の抜粋です。

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​自分が会社のCFOになった気分で、投資の意思決定をするなんてなかなかに憧れるシチュエーションです。

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ちょっと難しそうな感じがしますか？

​でも日本語で説明をされて、慣れてくると、案外そこまで難しくなかったりします。

 

他にも、顧客が個人事業主としてビジネスをするか法人化した方が良いのか、アドバイスする。

​とか、

​会社が子会社買収後の財務指標が悪化している原因を深く分析して報告する。

​とか、

​会社で従業員による横領が発生しているときに、その改善策を内部統制の観点から考える。

とか、

​貴方が上司から圧力を受けて、引当金の計上をしないようにと恣意的な会計処理を依頼された場合にどうするべきか考える。

とか、そういった、「うーん、どうすべきなんだろう…」というような問題が試験で出るんです。

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​これらの問題に対して、受験者は記述をしていきます。

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考えは人それぞれ。答えは一つとは限りません。

とはいえ、全くトンチンカンな解答でもいけません。

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貴方なりに考えたものが、ちゃんと問いに対する答えになっていて、説得力があれば、点数は貰えることになります。

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これは実務でも同じですね。

 

単純作業であれば答えは常に存在しますが、先ほどの問題のような複雑な事象の場合には、実務では答えは必ずしも存在しません。

 

必ずしも答えは一つではない中で、制限時間の中で、自分なりの解答をぶつけていく。

解答に納得してもらえれば、それが答えになります。

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そういう能力を付けてくれるのが、ACCAの試験だと思います。

 

どうせ勉強するなら、楽しめる方がいい。

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一緒に勉強していきたい方は、ご連絡を頂けると嬉しいです。

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