ACCA(the Association of Chartered Certified Accountants)とは、イギリスで1904年に設立され、現在では世界179カ国24万人以上の会員と54万人以上の学習者を有する国際的な会計士団体/会計士資格です。イギリス にいくつかある会計士資格の中でも国際会計基準(IFRS)に準拠したACCAは世界中に広く普及しており、近年ではビジネスのグローバル化に即した資格として日本国内でも大きな注目を集めており、受験者が急増しています。

ACCAとは
どんな資格?

ACCAの
学習内容は?

ACCAは会計のグローバルスタンダードであるIFRS(International Financial Reporting Standardsを中心に学習します。現在120カ国以上が標準会計基準として採用しています。日本でも国際的な上場企業のほとんどはIFRSを採用しており、IFRSの知識が重要視されています。
IFRS以外にも、国際法務、管理会計、経営学、税法、監査論、コーポレートファイナンスなどを幅広く学びますが、一部の国だけに通用する知識ではなく、世界的に会計や経営の場面で利用できる知識を吸収できる点が優れた特徴です。

まずはACCAに生徒登録の申し込みをする必要があります。そして4年生大学卒業程度であれば、受験資格が与えられます。商学部を卒業した方であれば、最初から3科目程度が免除になる可能性があります。また、4年生大学を卒業していない方でも、その下の段階のFoundation Levelから開始することも可能です。大学での会計の単位の取得などは不要です。USCPAが受験時に大学で会計の単位を履修している事を求めているのとは対照的で、ACCAは受験しやすい試験です。

ACCAの受験の
ための要件は?

ACCAの
受験のための
期間は?

「取得まで3年程度の期間が目安となります。ACCAの多くの科目は3か月の1度の試験となります。3か月に1度の試験で1科目ずつ合格し、13科目を全て順調に合格すると仮定して、取得まで3年程度が目安となります。科目免除がある場合には、2年以内に終了することもあります。
ACCAは科目合格の失効期限が、上級のレベルの科目になってから7年という極めて長い期間が設定されていますので、合格の失効を気にすることなく、マイペースに学習をすることができます。
転職や異動、出産や育児休暇などの人生の転機に合わせて柔軟に受験のスケジュールを組み立てることができるのが優れた特徴です。

ACCAには生徒の登録料の支払い(1万5千円程度)と、その後の年会費の支払い(2万円程度)が必要となります。
受験の際には1科目当たりの受験料が必要となりますが、1科目で1万5千円から4万円程度となっています。
受験は全てリモートで受験できるので、交通費や宿泊代がかからないことを考えると、地方にお住いの方にとっては他の試験よりも安く受験することが可能となります。

ACCAの
受験のための
費用は?

ACCA取得の
ための
実務要件は?

ACCA資格を取得するためには3年間の実務経験が必要となります。
これは会計データのエントリーや支払業務のような初歩的なものから、企業価値算定や予算作成などの経営レベルのものまで幅広く認められています。
これらは受験前であっても受験中の経験であっても問題ありません。もちろん、働く会社や国も関係がありませんので、日本で経理や財務をしている方であれば実務要件は満たすことになります。

最初に受験するApplied knowledgeの3科目と、その後のレベルのApplied skillsの内の1科目の計4科目はオンデマンドでいつでも受験ができます。これらの科目は基本的には選択問題が中心となります。
その後のApplied skillsの5科目は選択問題が3分の2程度、残りが記述式の試験となります。記述式では試験画面上でWordやExcelを使いながら回答をしていきます。
実務でExcelを使うことを念頭に置いて試験がデザインされていますので、実務での能力も向上します。
上級レベルのStrategic Professionalレベルの4科目については全て記述式の問題となります。自分の上司や取締役にレポートを書くような問題が出されます。
選択問題から徐々にレベルが上がっていくことで、実務で十分な英語力が身についていくことになります。

ACCAの
試験形式は?

ACCAは
どこで受験
できるか?

ACCAは日本では全科目が自宅でリモート受験が可能です。
PCなど、ごく普通のレベルのIT機器があれば受験することが出来ますので、非常に受験をすることが容易であることも優れた特徴です。

ACCAは最初のApplied knowledgeのレベルでが合格率が8割を超える科目もあり、十分に合格は可能です。その後合格率は徐々に下がりますが、中級のレベルでも合格率は5割前後、最上級レベルでも3割は超えます。
時間をかけて挑戦することで、十分に合格可能な試験です。
途中で合格した科目が失効することで諦めてしまう他の試験に比べて、長期的に取り組むことでリスク低く挑戦することが出来ます。

ACCAの
難易度、
合格率は?

ACCAの
使い方は?

全科目に合格し、資格を取得することで転職など様々な可能性が出てきます。
また、全科目に合格していなくても、一度合格した科目はPart qualifiedとして、履歴書に書くことができ、学習中であることをアピールすることができます。
IFRSと英語を使える人材は全世界的に重要な人材として認識されていますので、転職においてアピールすることで転職に活用するケースもあり、1科目の合格からでも様々な可能性が出てきます。
全世界でACCAを求めている会社からの求人案件の紹介もしており、世界で様々な仕事の案件に挑戦することも可能になります。

ACCAは基本的に英国のKaplan社かBPP社の教材を用いて学習をすることが一般的であり、英語を中心とした学習となります。Kaplan社とBPP社はACCAからも公式に認められた最高峰の学習教材であり、世界中の生徒たちもこれを利用しているので、これらの2社の教材をを利用するのが確実です。
Reiwa Accounting Schoolでは、ACCA試験の学習に十分な内容を日本語の講義と問題演習講座としてご用意していますので、まずは日本語で効率的に学習をした上で、Kaplan社やBPP社の英語の教材に取り組むことで合格に確実に最短に到達することできます。

ACCAの
日本語学習は?