完璧主義ではACCAは合格しません。

勉強をしていると、悩むことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

問題を解いても正解できない…

解らない単語がある…

計算の答えが合わない…

そして思うのです。

私には無理なんじゃないか…

その気持ち、痛いほどわかります。

日本人は世界的には
凄まじく厳しい教育を受けていると思います。

漢字一つにしても、
書き順や止め、払いが正しくないと不正解。

てにをは、は間違ってはいけない。

九九は出来て当たり前。

テストの点数が100点中で50点だったら、
ガッカリしてしまいますよね。

そういう価値観のまま、ACCAの試験勉強をして
完璧にやろうとすると、おそらくかなり
精神的に厳しいことになります。

完璧主義は捨ててください。

そもそも、100点が取れるような試験ではありません。

50点を取れば良いのです。

専門学校の問題集を解いていると、
解らない単語が出てきたりします。

確かに、単語が全てわかった方が
問題が解きやすいのは確かですが、
ネイティブでも知らない単語はあります。

私も読んでいて知らない単語は
結構あるんです。

でも、その単語が分からなくても
問題は解けてしまったりします。

それでいいんです。

例えば連結決算の問題を解こうとすると、
全て完璧に正解にならない。
利益剰余金の金額が合わない。

でも、部分的には正解している。

それでいいんです。

記述式で完璧な英語が書けないので
模範解答と全然違う。

でも、言いたいことは大体合っている。

それでいいんです。

イギリスをはじめとした欧米の国々は
皆さんが想像するよりも、
完璧とはかけ離れた世界で生きています。

電車が時間通りに毎日ピタリと来る国が
どれだけ世界にあることか。

完璧な言語をほぼ全ての国民が話す国が
世界にどれだけあることか。

買ったものが壊れてもすぐに謝ってくれて、
返品交換をしてくれる国が
世界にどれほどあることか。

世界はそんな風になっていないんです。

会計の世界でさえ、
こちらの人の作った帳簿は本当に
酷いことも多々あります。
全然完璧じゃない。

日本人の感覚からすると、
すっごい適当なんです。

そう、みんな50点で生きている感じです。
(まあせいぜい70点?)

完璧にこだわって残業をしても、
お給料は増えないし、
家族や友人との時間がなくなるだけですから、
そんなことに時間かけません。

そんなものです。

なので受験生の皆さんも、
100点や完璧を目指さないで勉強を
することをお勧めします。

・解らない単語があっても進む。
・解けない問題があっても次に行く。
・多少文章がぎこちなくても気にしない。

こういう気持ちが大切です。

完璧主義よりも、完成主義です。

完成させることが大切です。

・試験を時間内に終わらせる。
・シラバスの全てを広く浅く理解する。
・問題集を1回全て解き終わる。

これなんです。
ACCAが求めていることは。

雑でも完ぺきではなくても良いから、
完成させて欲しいのです。

ある程度の精度で完成させると、
50点が取れるようになっています。

そういう試験になっています。

重箱の隅をつつくような試験は嫌だという方。
広く浅く、大事なところを理解したい方。
多少計算間違いがあっても合格したい方。

ACCAを検討してみると良いと思います。