なぜ簿記1級でもUSCPAでもなくACCAなのか。
会計や経理の仕事はつぶしが効くので、その分野にいくと生活が安定するのは間違いないと思います。
その時に簿記検定1級を取ります!とかUSCPAに挑戦します!とかよくありますね。
まあ私自身も大昔に取りました。
でもそれは20年とか15年くらい前の話です。
当時はまだ今ほどは会計システムも発達していませんでしたし、まだ多くの日本企業が米国の会計基準を採用していた時代でした。
今は2024年。
世界はIFRSに向かって収束しています。
単純な簿記の記録作業は会計システムやAIがやってくれます。
でも、日本人の選択は当時から変わっていないんです。
簿記検定か、USCPAか。
何かがおかしいと思いませんか。
これって単純に「人から評価されるため」という目的が第一目的で、これらの試験を目指しているのだと思います。
たしかに世間に評価されることも大切です。
そうでないと会計の仕事にすら就けない場合、評価されないと始まりません。
ですが本質的には、仕事で使える知識や能力がある人が高く評価される世の中でないと、全員が間違った評価指標を目指して、間違った方向にいきます。
私個人としては、これからAIが発達する時代に、帳簿記入のテクニックは重要ではないと思っています。
IFRS中心の世の中で、日本企業もIFRSを採用する中で、米国の会計や税務の知識は利用価値が無いと思います。
日本語だけの能力しか付かない日本の会計士だけでは、英語が使えないので、世界と対等には戦えないと思います。
一方のACCAであれば、英語力も成長しますし、世界が採用するIFRSを学習します。
コーポレートファイナンスや管理会計など、経営人材として働く上でも役に立つ知識も学べます。
「どう評価されるか?」
なんてことを気にしなければ、学習内容の本質としては、ACCAなのではないかと思っています。
既にACCAを学習している貴方へ。
まだ日本では周りに学習している人はそこまで多くはないかもしれません。
でも、勉強内容については絶対の自信をもって良いのではないでしょうか。
毎日コツコツ、突き進みましょう。
合格する頃には、挑戦しなかった人ではたどりつけない英語や会計の力が付いていることになりますから。
一方、ACCAをやるか迷っている貴方へ。
世間や他の人が信じていることが正しいとは限らない世の中です。
全員で間違った方向に進んでしまったのが今の日本ですよね。
学ぶべきこと、学びたいことを改めて考えてみるとよいと思います。
考えた上で、ACCAに行きついたのだとすると私は嬉しいです。
ACCAに挑戦したい人、日本語で効率よく学習したい方は、是非ご連絡をください。