ACCAのTaxationの問題を見てみよう!
前回はPerformance Managementという管理会計の実際の問題をご紹介しました。
実務で使えそうな知識でしたね。
今回はTaxationの問題を見てみましょう。
ACCA試験のイメージを持つには良い題材です。
動画で解説しています。
是非動画を御覧ください。
如何でしたでしょうか?
この問題はTaxation(UK)の問題です。
英国の税務のルールを学ぶのですが、税務として共通する用語や考え方を学べるので、日本でお仕事をしていても役に立つこともあるかもしれません。
この問題は個人が一人法人を持っている場合にどうすると最も節税ができるのか?というのを考えさせる問題です。
この人は自分の経営する会社を有しています。
これまでは稼いだ利益はすべて役員報酬として会社から自分に払っていました。
そうすると個人の所得税と社会保険料がかかることになります。
会社も儲かってき始めたので、役員報酬ではなくて、配当として自分に払ったら、税金はどうなるでしょう?というのが問題です。
会社としては法人税と会社負担の社会保険料もかかりますので、それも忘れてはいけません。
役員報酬を払うと、会社としては課税所得が減るので法人税は減ります。
配当は課税所得は減りませんので、払っても法人税の支払いは減りません。
ですが、配当所得の方が、給与所得よりも税率が低くなっています。
果たして、配当を払うのが節税になるのかどうか?
依頼主としては、手元に残る現金に大きな差が出るので非常に重要な問題です。
計算をもって、依頼主に説明をしてあげましょう。
英語で。
私は実際に、実務で同じような質問をとある経営者にされたことがあります。
そのときにこのACCAのTaxationで勉強したことを活かして、ご提案したことがありました。
こんな生きたケーススタディのような試験は他にはなかなかないです。
生徒さんからも、勉強が役に立って、仕事もうまくいっている。という声を聴きます。
科目によっては、結構楽しく学習できると思います。
是非検討してみて欲しいと思います。
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