【完全要約!】ACCA の各科目の学習ポイント
こちらの動画も是非ご覧ください!
これからACCAを学習しようと
思っている人は
学習のイメージが付けば幸いです。
ちょっと難しそうでなんだか
まだ意味わからないかもですが
勉強をコツコツとしていくことで
これらが分かる
プロフェッショナルに
育っていくことができるのが
ACCAの最大の魅力です。
それではまいりましょう。
BT – Business and Technology
BTでは、ビジネスの仕組みや
外部環境、組織行動、
情報技術の役割について学びます。
株式会社、パートナーシップ、
個人事業主などの形態の違いを
理解することから始まります。
次に、リーダーシップと
マネジメントの理論、
モチベーション理論、
チーム形成のダイナミクスといった、
ヒューマンファクターにフォーカスします。
また、ITとシステムの
基本概念にも触れます。
広範なビジネス視野が養われます。
MA – Management Accounting
MAでは、コスト計算、予算編成、
業績評価、意思決定に役立つ
会計データの活用法を学びます。
また、財務指標を活用して
事業の効率性や収益性を
評価するスキルも求められます。
管理会計は経営陣の意思決定を
支える役割を担うため、
戦略的思考も求められます。
FA – Financial Accounting
FAでは、財務会計の基本原則、
財務諸表の構成要素、
IFRS基準に基づいた取引処理と
報告を学びます。
帳簿記録から試算表の作成、
損益計算書、貸借対照表、
キャッシュフロー計算書を
完成させるプロセスを
体系的に理解します。
会計の出発点となる科目であり、
この後のFRやSBRにつながる土台です。
これら3つの科目を合わせて、
Applied Knowledgeといいます。
これら3つが合格すると、
その次の中級レベルの
Applied Skillsという
レベルに入ります。
このレベルから記述式が
少し導入されてきます。
LW – Corporate and Business Law
LWでは、ビジネスにおける
法的枠組みの理解を深めます。
主に会社法、契約法、雇用法、
破産法などが扱われます。
契約が有効となるための要件や、
契約違反があった場合の救済措置、
企業設立や取締役の義務、
株主の権利なども試験範囲です。
さらに、ビジネスにおける倫理や
法的責任といった側面から、
職業会計士としての
判断力も養われます。
FR – Financial Reporting
FRでは、IFRS基準に基づいた
財務報告の作成と分析に
ついて学びます。
無形資産、リース、収益認識、
連結財務諸表の作成など、
高度な論点が含まれます。
財務諸表を作るだけでなく、
ステークホルダーに正しく
伝える力も問われる、
実務重視の科目です。
FM – Financial Management
FMでは、企業の資金調達と
運用の最適化を学びます。
内容は主に投資評価、
資金調達、リスク管理に
分類されます。
NPVやIRRといった投資判断指標、
株式や社債による資金調達、
資本コストの計算が含まれます。
さらに、為替リスクや
金利リスクのヘッジ手法、
デリバティブの活用方法も扱われます。
戦略的なファイナンスの視点で、
企業価値を最大化する
意思決定に必要な知識を提供します。
PM – Performance Management
PMでは、組織の業績を測定・管理し、
改善するための
応用管理会計手法を学びます。
予算管理、標準原価計算、
差異分析、業績評価指標(KPI)、
バランス・スコアカードや
ベンチマーキングなどの
戦略的ツールも登場します。
企業の目標達成に貢献する
会計情報の使い方を深く理解する
ことがこの科目の目的です。
TX – Taxation
TXでは、個人・法人に対する
課税制度を中心に、
所得税、法人税、
キャピタルゲイン税、
VATなどを学びます。
税額計算に加え、
免税規定、控除、損失繰越など、
税法の適用とその効果的な
利用方法についても検討します。
試験は国別バージョンがあり、
居住国の税制度に即した内容で
学習できます。
日本の方はUKのTaxを選ぶことを
おススメします。
AA – Audit and Assurance
AAでは、外部監査の意義とプロセス、
監査基準に従った手続きの実施
について学びます。
監査リスク、内部統制の理解と評価、
実証性テスト、
監査証拠の種類と信頼性、
監査報告書の種類などが論点です。
この科目を通じて、
財務諸表の信頼性を担保する
仕組みへの理解が深まります。
ここまでの科目は一度合格をすると
合格が永遠に不滅です。
ご自分のペースで仕事や私生活も
大切にしながら
進めていくことができますね。
これらApplied Skillsの6科目が終わると、
いよいよ最上級のレベル、
Strategic Professional Levelに入っていきます。
ここから先は全て論述式の試験です。
このレベルくらいまでくると、
英語での表現力も付いてきて、
お仕事でもガンガン英語を
使えるようになっていきます。
ここから先は4科目を7年以内に
合格する必要があります。
7年は結構長いです。
焦らずじっくりコツコツといきましょう。
SBR – Strategic Business Reporting
SBRでは、IFRSの高度な適用と
倫理的な判断をベースに、
戦略的な報告スキルを養います。
複数の基準が絡み合うケースや、
開示の程度とその影響、
説明責任や透明性のあり方を
問われる設問が特徴です。
倫理的ジレンマに対する対応や、
企業のレピュテーションと
財務開示の関係といった、
実務で起こり得る問題に対する
“考え方”が評価されます。
SBL – Strategic Business Leader
SBLはケーススタディ形式で行われる
総合的な科目です。
戦略、リスク、ガバナンス、
リーダーシップ、IT、財務、倫理など
複数のテーマを統合して
判断する力が問われます。
実際のビジネスシナリオを想定し、
複数の利害関係者がいる中での
最適な意思決定を導き出す
能力が重視されます。
また、報告書やEメール形式での
アウトプット能力も求められ、
知識だけでなく実務での“使い方”が
試されるのが特徴です。
SBRとSBLは必修の科目になります。
後は選択科目が残っています。
4科目の中から仕事に関連のある
2科目を選択していくことになります。
AFM – Advanced Financial Management
AFMは、ファイナンスの高度な知識を
用いた戦略的意思決定を学ぶ科目です。
企業価値評価(DCFなど)、
M&A戦略、買収資金の調達方法、
企業再編と財務リストラクチャリング
などが主なテーマです。
また、為替・金利リスクへの対応や
デリバティブの戦略的利用、
国際金融市場における
資金調達手段も扱います。
APM – Advanced Performance Management
APMは、経営戦略と業績評価の
高度な統合を扱う科目です。
KPIの設計と評価、業績指標と
企業戦略の整合性、
バリュー・チェーン分析や
ポーターの5フォース分析、
SWOTなどのフレームワークを
活用した評価が求められます。
加えて、非財務指標(顧客満足度など)の活用、
組織文化や行動的要因が
業績に与える影響の分析
なども試験範囲です。
ATX – Advanced Taxation
ATXは、実務で直面する
複雑な税務上の課題を扱う科目です。
グループ法人税制、
企業再編に伴う税務、
移転価格税制、
国際的二重課税の回避方法、
タックスヘイブン対策など、
クロスボーダーな税務論点を含みます。
税務戦略の立案、
節税手法の適法性と倫理性のバランス、
納税者の立場に立った
税務アドバイス能力が評価されます。
AAA – Advanced Audit and Assurance
AAAは、監査と保証業務における
高度な専門判断と
実務対応を学ぶ科目です。
複雑な監査リスク評価、
内部監査と外部監査の調整、
監査品質管理に関する
理論と実践的適用が中心です。
専門的判断、倫理的ジレンマへの対応、
監査報告書の修正提案など、
会計士としての責任が
試される科目です。
以上です。
いかがでしたでしょうか。
15科目の内容について
一気に要約を説明しました。
内容盛りだくさんでしたね。
仕事に役に立ちそうなことを
広く学習できそうだという
印象を持っていただけたのでは
ないでしょうか。
ACCAはまだ日本の多くの方には
知られていませんが、
IFRS会計だけではなく、
管理会計、
コーポレートファイナンス、
監査、国際法など、
実務で役立つことを広く深く学べる
非常に魅力あふれる資格ですので、
世界中の多くの方が
取得を目指しています。
このACCAを学ぶことで
得られるIFRSや会計や
英語での表現力は
あなたの強い味方となって、
他の人と大きな差を
つけることができます。
学習の本質で考えたら
圧倒的にACCAが最強の資格だと
私は思っていますし、
その証拠に世界中で
受験者は増加しています。
仕事で役に立つ知識と
英語力を身につけて
どこでも戦えるキャリアにしたい人は
ACCAをおススメいたします。
学習する方を応援しています。