USCPAは挫折しても、ACCAは合格していく理由
USCPAとACCAの試験設計と学習内容の決定的な違い
こんにちは、Tetsuです。
「USCPAに挑戦したが途中でやめてしまった」 「一方でACCAでは着実に合格を積み上げている」
こうしたケースは決して珍しくありません。そしてこれは、個人の能力や努力不足の問題ではありません。
理由は明確です。 USCPAとACCAでは、資格試験としての設計思想がまったく違うからです。

① 学歴審査・受験資格の違いが最初の分岐点になる
USCPA:学習前に脱落者が出る設計
USCPAは州によって異なりますが、
- 大学での会計単位取得
- 学位要件
- 複雑な学歴・単位審査
が求められます。 この受験資格の段階で、モチベーションを失う人が少なくありません。
「勉強が開始されない」
「勉強以前に疲れてしまう」
「プロセスが費用と時間の無駄でバカバカしい」
これはUSCPA特有の構造的問題です。
ACCA:入口を広くし、学習で選別する
ACCAは、
- 学歴要件が非常に緩やか
- 高卒・中卒でもスタート可能
- Foundationから段階的に進める
という設計です。 入口は広く、途中で実力によって選別するという、極めて合理的な試験設計になっています。
② マイペースに進められるかどうかは致命的な差
USCPA:短期決戦・人生に厳しい設計
USCPAは、
- 数年以内に全4科目合格しないと失効する
- 学習時間が多く仕事・家庭・体調の影響を受けやすい
という短期集中前提の試験です。
社会人にとっては、忙しくなった瞬間に学習が破綻しやすく、 一度の失敗が大きな焦りにつながります。
ACCA:人生と並走できる設計
ACCAは、
- 科目合格の有効期限が非常に長い
- 途中で中断・再開が可能
- 1科目ずつ積み上げられる
という設計です。
転職・異動・結婚・出産・海外赴任など、現実の人生を前提に作られている資格と言えます。
実際に転職などをしながら時間をかけて年収も上げながら、結婚や出産などの人生のイベントも充実させながら、長期間で挑戦していく方が沢山います。
③ 成長を実感できるかどうかが継続を左右する
USCPA:初心者から成長する設計ではない
USCPAは最初から、
- 専門用語だらけの英語
- 会計・監査・税務・法律を同時並行
という構造です。
選択問題を正しく選べるように枝葉の知識を覚えていくスタイルです。
初心者が「分かる→できる→成長する」という流れを感じにくく、途中で挫折しやすくなります。
ACCA:成長が見える段階設計
ACCAは、
- 選択式からスタート
- 徐々に記述が増える
- レベル構造が明確
ため、成長を実感しながら学習できる設計になっています。
学習科目が多いことで、学習のために達成感や成長も感じることができ、学習に区切りがつくのも継続していく上でポジティブなポイントです。
④ 学習内容が実務に結びつくかどうか
USCPA:USGAAP・US税法に意義を見出せず離脱
USCPAで学ぶ中心は、
- USGAAP
- アメリカ特有の税法
ですが、日本人にとって実務で使う場面は極めて限定的です。
学習の途中で感じる「何のために勉強しているのか分からない」「IFRSが本当は学びたいのに学べない」
という感覚が、合理的な人であればあるほど、興味が他に移ってしまい挫折を招きます。
ACCA:IFRS・ファイナンス・管理会計が直結
ACCAでは、
- IFRS(世界標準の会計基準)
- コーポレートファイナンス
- 管理会計・経営判断
を学び、実務との結びつきを常に感じながら学習できます。
無駄な知識はほとんどありません。
実際の学習者も学習が楽しいという方がとても多いです。
これが強いモチベーションになります。
⑤ 一科目のボリュームと心理的負担
USCPAは一科目あたりの範囲が非常に広く、 一度の不合格が精神的に大きなダメージになります。
一方ACCAは、科目数は多いものの、1科目あたりの負担を軽くし、長期戦に耐える設計になっています。
3か月で1科目合格のペースになるので、そこまで負担なく、3か月後にはまた新しい科目を学べるというのも心理的にはポジティブに働きます。
⑥ 日本の専門学校によるUSCPA過大宣伝の影響
日本では、
- USCPAは簡単
- 短期で人生逆転
- 英語ができなくても大丈夫
といった誇張された宣伝が溢れています。
そういった人はごく一部です。
その結果、自分に合わない人まで参入し、現実とのギャップで挫折するケースが後を絶ちません。
ACCAであれば、途中で立ち止まることはあっても、諦める必要もなければ、諦める理由もありません。
ただ学習をそこに置いておいて、また戻ってくれば良いのです。
学んだ内容は役に立つので、本質的には学習したことでもう元は取れています。
本質的に挫折が無い試験がACCAです。
結論|USCPAを諦めても、ACCAで合格するのは自然なこと
USCPAをやめたのは失敗ではありません。 自分に合わない試験設計から、合理的に方向転換しただけです。
ACCAは、
- 学歴審査が緩い
- マイペースに進められる
- 成長を実感できる
- 実務と直結する
- 世界標準(IFRS)を学べる
という点で、日本人・社会人・初心者にとって極めて合理的な国際資格です。
遠回りに見えて、実は一番まっすぐな道。 それがACCAです。
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