世界の会計士資格を徹底比較
世界の会計士資格を徹底比較|あなたのキャリアアップに最適なのはどれ?
こんにちは、Tetsuです。
突然ですが、「公認会計士」と聞くとどんなイメージがありますか?
日本では街中に公認会計士事務所を見かけることもあり、会計の専門家という印象が強いですよね。
日本の公認会計士は2025年現在で約3.8万人。しかし世界に目を向けると、230万人を超える会計士が存在します。
つまり、日本の会計士は“世界の会計士コミュニティのごく一部”にすぎません。
本記事では、日本・米国・英国・オーストラリア・インド・中国、そして国際資格であるACCAまで、主要な会計士資格を一気に比較していきます。
「どの資格が将来のキャリアに最適なの?」
そんな疑問を持つ方に、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
1. 世界の主要会計士資格の“規模”を比較
■ 日本公認会計士(JICPA)
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会員:37,729名、準会員7,297名(2025年時点)
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合格率:7.4%(超難関)
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日本国内では圧倒的な信頼性
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ただし国際的な展開は弱め
若いうちにフルコミットで挑戦できる人向け。働きながらは相当にハードです。
■ USCPA(米国公認会計士)
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世界に約65万人
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日本でも受験可能
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科目合格制で進めやすく、合格率は高め
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日本人は合格までに苦戦するケースも多い
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日本の転職市場で強い人気
監査権限は日本では持てないので「転職の武器」として取得する人が多いです。
■ CPA Australia(豪州)
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会員約17万人
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オープンブック試験で実務に近い
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英語で受験、日本でも学習可能
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アジア太平洋圏で強い資格
オーストラリア移住を考える人に特に人気。
■ ICAEW(英国 ACA)
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会員約16万人
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英国の伝統資格
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試験難易度は高め
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日本からの受験は困難で取得者は少ない
■ ICAI(インド)
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会員40万超、学生約100万人
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世界最大級の会計士団体
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英語受験は可能だが受験地はインド
インド市場でキャリアを築きたい“玄人向け”。
■ CICPA(中国)
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会員36万人超
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試験は中国語
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母集団が大きく競争が激しい
中国市場で働く人向けの専門資格。
■ ACCA(英国:国際資格)
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会員25万超、受験生50万超(180か国)
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国際的な相互認証が豊富
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IFRSに強く、多国籍で通用
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英語での記述式試験が特徴
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日本からも在宅受験可能
世界的な広がり・実務力・将来性の三拍子が揃った資格です。
2. 国際移動のしやすさ(相互認証)
USCPA
北米・英語圏を中心に強いが、全体的な国際展開は限定的。
日本公認会計士
国内最強。ただし海外では通用しづらい。
CPA Australia
旧英国連邦圏を中心に相互認証が強い。
ACCA
相互認証ネットワークは“世界最強”。
英語圏・香港・アフリカ・カナダなど多方向に展開可能。
3. 日本人から見た“現実的な難易度”
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JICPA:世界トップクラスの難易度。長期戦必須。
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USCPA:受験しやすいが、英語と学習量でつまずきやすい。
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CPA Australia:実務寄りの英語記述が必要。
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ICAI/CICPA:言語+競争が壁。現地にコミットできる人向け。
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ACCA:科目数は多いが1科目のボリュームは比較的軽め。働きながら進めやすい。
4. 総合ランキング(キャリアの広がり × 現実性 × 将来性)
🥉 3位:CPA Australia
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アジア太平洋で強く、実務寄り
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費用が高く、日本での学習環境は弱め
→ アジア志向の人に最適
🥈 2位:USCPA
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日本で受験可能、転職市場で強い
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英語力は伸びにくい
→ 即効性のある資格として最有力
🥇 1位:ACCA(国際パスポート資格)
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世界180か国で通用
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IFRSに圧倒的に強い
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記述式で“英語で説明する力”が身に付く
→ 長期的に最も価値が高く、キャリアの自由度も最大
まとめ
短期的な転職効果なら USCPA。
でも、英語と会計スキルを武器に“世界で戦いたい”なら ACCAが最有力です。
どの資格が正解かはあなたのキャリアの方向性次第。
本記事がその選択のヒントになれば嬉しいです。
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