Brexitで勝つ国、勝つ人とACCAについて。

いよいよ1月からBrexitとなります。
No dealになるのでは、とか未だに先の見えない状態が続いているわけですが、とある機関が、Brexit後に勝つ国と負ける国というのを発表しています。

Brexitで勝つ国、勝つ人とACCAについて。

こちらをご覧下さい。

Figure 1: No-deal Brexit: Winners and Losers in the UK market (selected countries)

参照元
https://unctad.org/news/no-deal-brexit-trade-winners-and-losers

見てお解りになる通り、Brexitで一番痛手を食うのはEU諸国です。
特に対英国輸出の多いドイツは最もダメージを受けます。

一方で、それに代わってチャンスが到来するのが、中国、米国、そして日本です。

当然、EUという貿易上のパートナーを失ったら、それに代わる国で強い国からそれを埋め合わせますよね。
それが中国、米国、日本となるわけです。ある意味では当たり前ですが。

そうしますと、日本からするとこのBrexitは実はチャンスなわけです。

日本はこれから、国内の市場規模が縮小していくので、海外展開を強化していく以外に成長の可能性はありません。

日本企業も当然、海外に進出していきます。

そうなると、海外でパフォーマンスを発揮できる人材が必要です。

海外に拠点を作ろうとすると、そこの会計を任せる人材が必要です。

国内は人材不足でそんな人はいないし、駐在を送るとコストも馬鹿でかくなります。

そのため、現地で優秀なスタッフを採用したいというニーズが高まってきています。

現地で優秀だという能力を証明するには、現地でも通用するような資格やスキルが必要です。

ACCAの資格でIFRSを理解しているグローバル人財、となれば、これは非常に強い存在になりますね。

一方、Brexitで言うと、日本人へのビザ発行の緩和の可能性考えられます。

これまでルーマニアやポーランドなど、EU内の国からどんどんと労働力が流れてきていましたが、それが止まることになるので、労働力が不足してきます。

当然、日本のような安全で優秀な人材は英国としても大歓迎になってきます。

実際、大学卒業後に与えられるポストスタディビザ、というのは、かつて廃止になりましたがそれが復活する方向になったりしていますし、その動きが出てきているのではないかと思います。

ですが、ただ大学に来て、ポストスタディで残るだけでは、結局生き残っていけません。やはり確かなスキルを持っておきましょう。

そのためにも、会計を学んでおくことが役に立つと思います。

Brexitで勝つ国は日本です。そして勝つ人は貴方です。

それではまた。