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ACCA Exam Integrity 公開日:2026年10月14日

ACCA試験で「失格」に
ならないために

資格の価値を守る試験ルールと、日本のリモート受験で気をつけること【2026年版】。ACCA公式の試験規則・ガイドラインと懲戒処分の事例をもとに解説します。

Introduction

厳しいルールは、あなたの努力を守るためにある

ACCAは、試験の公正さをとても厳しく守っています。規則に違反すると、試験の打ち切りや結果の無効、悪質な場合は学生登録の抹消(removal)まで処分が及びます。一見すると厳しすぎるように感じるかもしれません。しかしこれは、受験生を罰するための仕組みではなく、まじめに勉強して合格した人の努力と、ACCAという資格の価値を守るための品質管理です。

もし不正で合格する人が増えれば、「ACCA合格者」という肩書きそのものの信頼が下がり、世界中の雇用主からの評価も揺らぎます。厳格な監視は、何年もかけて科目合格を積み上げる私たち受験生の味方なのです。

日本の受験生へ

ACCAは技術の進化を背景にリモート受験を原則廃止しましたが、日本にはセッション試験の会場がないため、例外的にリモート受験が認められています。

その分、日本の受験生にはリモート受験のルールを正しく理解し、信頼される受験環境を自分で整えることが求められます。ルールの背景を知っておけば、必要以上に怖がることなく安心して試験に臨めます。

Section 1

日本の受験形態:オンデマンドは会場、セッション試験はリモート

ACCAは、試験センターがある国ではリモート(自宅)受験の提供をやめ、試験センターがない国に限ってリモート受験を残す方針に切り替えました。

本記事で登場するACCA科目コード(正式名称)

Applied Knowledge(新:Knowledge)
Business and Technology(BT)Management Accounting(MA)Financial Accounting(FA)
Applied Skills(新:Expertise)
Corporate and Business Law(LW)Performance Management(PM)Taxation(TX)Financial Reporting(FR)Audit and Assurance(AA)Financial Management(FM)
Strategic Professional
Strategic Business Leader(SBL)Strategic Business Reporting(SBR)Advanced Financial Management(AFM)Advanced Performance Management(APM)Advanced Taxation(ATX)Advanced Audit and Assurance(AAA)

以降では略語(BT・FA など)で表記します。

試験の種類変更内容
オンデマンド試験(BT・MA・FA・LW の英語版/グローバル版など)試験センターのある国では、2025年11月4日以降リモート用トークンの購入が不可に
セッション試験(3月・6月・9月・12月)2026年3月から、試験センターのない国を除き、すべて会場で実施

ACCAは変更の理由として、技術の進化に伴ってリモート試験の安全性に懸念が生じていることを挙げ、学生が積み重ねてきた努力を守りたいと説明しています。だからこそ、監督の行き届く会場での受験を原則とする判断をしました。当面、リモート試験を再開する予定はないとしています。

日本での受験形態

会場(CBEセンター)

オンデマンド試験

  • BT
  • MA
  • FA
  • LW(英語版/グローバル版)
リモート(自宅など)

セッション試験

  • PM・TX・FR・AA・FM
  • SBL・SBR
  • AFM・APM・ATX・AAA

会場とリモートでは計算用紙や持ち物のルールも異なります。両方のルールを押さえておく必要があるのは、日本の受験生ならではの事情です。

注意

受験形態は国ごとに見直されることがあります。予約のたびに、公式の受験形態一覧とMyACCAで最新の扱いを確認してください。リモート受験には「結果が無効になるとリモート受験の資格を失う」という大きなリスクがあります(第7章で詳述)。

Section 2

公正さを厳しく守る理由と、違反した場合の重さ

ACCAの試験規則は「受験上の注意」ではなく、資格の品質を守るためのルールです。違反には懲戒処分という形で厳正に対処しています。

規則内容(要約)
規則 1規則やガイドラインに違反すると、ACCA細則(bye-law)8に基づく懲戒の対象になり、学生登録の抹消もあり得る
規則 6スマホなどの禁止物や、試験範囲に関係するメモを持っていた場合、「不正に使う意図があった」とみなされる。意図がなかったことは受験生側が証明しなければならない
規則 8試験監督には不審な行為をACCAに報告する義務があり、試験を中止させ退室させる権限もある
規則 20不正の疑いや不自然な結果があれば、ACCAは結果の無効化、受験料の不返金、結果の保留、今後の受験停止などの措置を取れる。結果が無効になった場合は、リモート受験の資格を永久に停止されることもある

処分はこのように重くなる

  1. 試験の打ち切り・退室
  2. 結果の無効化
  3. 受験料の不返金
  4. 今後の受験停止
  5. 学生登録の抹消(removal)
ポイント:規則6が重要

「使うつもりはなかった」「ポケットに入れたままだった」という言い分は、自動的には通りません。持っていた時点で不正目的が推定され、反証の責任は受験生にあります。

Section 3

ACCAが不正に厳正に対処した事例(公式公表より)

ACCAは、不正に対する判断を懲戒委員会のニュースリリースとして公表しています。2026年に公表されたものから典型的なパターンを紹介します(個人名は伏せています)。

受験形態・科目何があったか処分
会場・PM(マレーシア在住、2025年3月) 許可されていない物を机の周りに置き、カメラ付き携帯電話を所持・使用。試験内容の撮影なども認定された 学生登録抹消
会場・FR(中国在住、2025年6月) 許可されていないメモ(written notes)を机の周りに所持し、使用または使用しようとした 厳重戒告
会場・FM(モーリシャス、2025年12月) 試験中に計算用紙を使って、別の受験生から手助けを受けた 学生登録抹消
リモート・FR(インド在住、2025年9月) 携帯電話を手の届かない場所に置かず、試験中に使用。試験内容の撮影・録画も認定され、監督官に虚偽の説明もした 学生登録抹消
リモート(オンデマンド)・FM/AA(インド在住・米国在住、2025年) 撮影できる端末で試験内容を撮影し、第三者と共有した 学生登録抹消
IFB試験(ウズベキスタン在住、2022年) 手書きのメモを所持 厳重戒告

試験から処分の公表までは、数か月から数年かかります(例:2025年12月の試験が2026年7月に公表、2022年11月の試験が2026年2月に公表)。その間、本人は結果の保留や受験停止に置かれる可能性があります。また、多くの事例では処分に加えて数百〜数千ポンドの費用負担も命じられています。

注意

「撮影して共有」は論外としても、「メモを持っていた」「携帯を手元に置いていた」という、本人には軽い気持ちだったかもしれない行為でも、厳しい処分を受けている点に注意してください。

Section 4

会場受験(日本ではオンデマンド試験)で机に置いてよいもの

公式の試験ガイドラインには、ここに挙げたもの以外は机の上にも身の回りにも置いてはいけない、と明記されています。

持ち物ルールよくある失敗
写真付き身分証明書公的機関が発行した写真付きのもの(パスポート、運転免許証など)。原本かつ有効期限内であること。コピー・デジタル版・期限切れは不可期限切れのパスポート、スマホに保存した画像。身分証がないと受験できない
水小さな透明のボトル(ラベルをすべて剥がす)、または透明なグラスの水のみ。その他の飲み物や食べ物は不可ラベル付きのペットボトル、お茶、のど飴
電卓無音・コードレスのポケット電卓。プログラム機能は可だが、印刷機能や文字・グラフの表示機能があるものは不可関数電卓の一部機種、スマートウォッチの電卓
計算用紙会場で請求すると2枚もらえる。自分で紙を持ち込むのは不可。試験後は回収され、返却されない自分のメモ帳やノートを持ち込む
受験票(Examination attendance docket)会場でのセッション試験のみ必要。書き込み不可。日本の会場受験はオンデマンド試験なので通常は不要だが、海外の会場でセッション試験を受ける場合は必要受験票の余白に公式などをメモする

補足:ACCAに服装規定はありませんが、他の受験生の迷惑になる服装や行動は報告の対象になります。また、試験中に一時退室する場合は監督官が付き添います。

Section 5

「うっかり失格」を招きやすいNG行動

NG行動根拠となる規則対策
スマホ・スマートウォッチをポケットやカバンに入れたまま規則 5(a)(b)電源を切り、会場の指示どおりに保管する。腕時計型デバイスも外す
禁止物を持ち込んだのに黙っている規則 5(b)・9うっかり持ち込んだら、試験開始前に必ず自己申告する
参考書・メモ・単語カードを手元に置く規則 4・6(a)試験範囲に関係する資料は、持っているだけで不正目的と推定される
画面の撮影、問題内容のコピー・共有規則 11・13試験後にSNSや勉強仲間のグループで問題の具体的な内容を書き込むのも、複製・配布にあたる恐れがある
小声での独り言、問題文の音読規則 15声を出さない。監督官以外とは一切コミュニケーションしない
早く解き終えて途中退出規則 16(セッション試験)試験時間が終わるまで席を離れない。着席後は開始前でも同様
大幅な遅刻(会場でのセッション試験)試験ガイドライン会場でのセッション試験では開始から1時間を過ぎると入室不可(海外会場で受ける場合)。日本のオンデマンド試験は会場の指示に従い、時間に余裕を持って到着
監督官に事実と違う説明をする規則 3指摘を受けたら正直に答える。虚偽の説明は別の違反になる
公式発表前に結果を入手しようとする規則 17結果は公式の発表日を待つ
特に注意:試験後の情報共有

規則13は、試験の問題・事例・形式がACCAに帰属し、複製や配布をしてはならないと定めています。規則14では、試験内容に事前・事後にアクセスできた場合などにACCAへ報告する義務まで課しています。「今回〇〇の論点が出た」程度の話題でも、具体的な問題内容に踏み込まないよう気をつけましょう。

Section 6

CBE(コンピュータ試験)の操作で失点しないために

ACCAの試験はすべてコンピュータで行われます。上位科目では表計算・文書作成(SBLではスライドも)の解答画面を使い分けます。操作で時間を失わないよう、次を押さえましょう。

  • Practice Platform で事前に操作しておく。解答画面の切り替え、表計算への貼り付け、関数の入力などを本番前に試す
  • 表計算の「リセット」に注意。文書作成はリセットしてもUndoで戻せるが、表計算はリセットするとUndoで復元できない。また表計算では行・列の挿入・削除ができないため、並べ替えはコピー&ペーストで行う
  • 貼り付けの挙動に注意。文書作成の画面から表計算に貼り付けると、テキストが1つのセルにまとめて入る
  • 残り15分の表示。セッションCBEの公式ガイドでは、試験終了15分前に画面に通知が出るとされる。見直しの時間配分の目安に
Reiwaからのアドバイス

日本人受験生は、英語の読解に加えて画面操作でも時間を取られがちです。直前期の演習は、紙ではなくPractice Platformで本番と同じ形式・時間で行うことをおすすめします。

Section 7 — 最重要

日本でセッション試験をリモート受験する方へ

日本でPM・TX・FR・AA・FMやStrategic Professionalの科目(セッション試験)を受ける方は、全員がリモート受験です。リモート受験には会場以上に細かいルールがあり、第3章の処分事例にもリモート受験での違反が複数含まれています。

ルール内容
受験できる場所リモート受験が提供されていない国では予約・受験できない。発覚すると予約取消や結果無効となり、受験料は返金されない(規則22〜24)
VPNVPN経由での受験は不可。結果は無効になり、返金もない(規則25)
リモート操作・画面共有ソフトリモートアクセス、リモートデスクトップ、画面共有などのソフトが起動・使用・アクセス可能な状態だと結果が無効になり、リモート受験の資格が即時かつ永久に停止される(ACCA公式「Nullified results」)
部屋壁とドアのある部屋で、ドアを閉めて受験。窓や防犯カメラ等から画面が見えないように。音楽・テレビは不可。ログインから提出後5分までは部屋に他人がいてはいけない(規則19)。物音や声で他人の気配が検知されると打ち切られる場合がある
携帯電話・機器携帯・ヘッドホン・腕時計は手の届かない場所へ。携帯はマナーモード・バイブなし(監督官から連絡が来る場合があるため)。追加モニターは外し、テレビ・スピーカー等も切る
計算用紙セッション試験のリモート受験では計算用紙は使えない。オンデマンド試験では2枚まで使え、終了時に監督官の前で破棄する(規則12)
顔とカメラ顔全体が常にカメラに映るようにし、カメラを覆わない。問題文を声に出して読まない
トイレ休憩セッション試験のリモート受験では1回のみ・5分以内。チャットで監督官に伝えてから離席し、戻ったら伝える。休憩中も試験時間は止まらず、5分を超えると打ち切られる可能性がある
終了時途中で終えることはできず、試験時間いっぱい監督下にいる必要がある。提出前にチャットで監督官に知らせる
最も重いリスク:結果が「無効」になると、リモート受験ができなくなる

ACCA公式の「Nullified results」ページには、結果が無効になった受験生は以後リモート受験に申し込めなくなると明記されています。日本にはセッション試験の会場がないため、リモート受験ができなくなると、AA・TX・PM・FR・FMやStrategic Professionalの科目を国内で受験する手段がなくなります。該当した場合の海外会場受験の可否は公式に明記されていないため、早めにACCAに直接確認してください。

しかも、結果の無効化は「カンニングが立証された場合」だけに起きるわけではありません。次のような受験環境の問題でも無効になり得ます。

無効化につながるケース根拠うっかりやりがちな場面と対策
リモートアクセス・リモートデスクトップ・画面共有などのソフトが起動・使用・アクセス可能な状態だったACCA公式「Nullified results」(リモート受験資格は即時・永久に停止)会社PCの遠隔サポートツール、TeamViewer・AnyDeskなどの常駐ソフト、Zoom/Teamsの画面共有。受験には私物PCを使い、常駐ソフトはアンインストールまたは完全に終了
VPNを使って受験した規則25(結果無効・返金なし)会社のVPNや、海外在住者が日本のサービス用に常用しているVPN。受験前に必ず切断し、自動接続の設定も解除
予約時に選んだ国と違う国で受験した/リモート非提供の国で受験した規則22〜24、ACCA公式FAQ・受験形態一覧日本在住者が海外出張先・旅行先から受験、海外在住者が一時帰国中に受験。予約した国と同じ国から受験する
不正の疑いや不自然な結果がある規則20部屋に家族が入ってくる、画面の外に何度も視線を外すなど、意図がなくても疑いを招く状況を作らない

受験前に必ず確認する4点

  1. 1予約した国から受けているか
  2. 2VPNを切っているか
  3. 3リモート操作・画面共有ソフトが動いていないか
  4. 4部屋に誰も入らないか

これらは勉強の出来とは無関係な「設定ミス」や「確認漏れ」です。それでも結果は無効になり、受験料も戻らず、日本の受験生はセッション試験を受ける手段そのものを失うおそれがあります。なお、ACCAは試験中の技術的トラブルを理由に結果を無効にすることはないとしています。慌てず監督官の指示に従ってください。

無効の通知を受けたら

ACCAの手続きが正しく適用されなかったと考える場合は、MyACCAから不服申し立て(appeal)ができます。手数料は30ポンドで、試験セッションごとに締切があります。委員会は試験セッションごとに1回しか開かれないため、締切を過ぎた申し立ては受け付けられません。通知を受けたら放置せず、すぐに公式ページで手続きと締切を確認しましょう。

Section 8

リモート受験がうまくいかない・予約が取れないときの対処

予約が取れない(枠が埋まっている)

ポイント公式の案内
時間枠は空き次第リモートのセッション試験では、時間帯の枠(TIME1、TIME2…)から開始時刻を選ぶ。空きのない時間帯は「None available」と表示される
締切後の申し込みは不可通常の申込締切(standard entry deadline)までに予約が必要。遅延申込(late entry)の期間はない。締切は英国時間の深夜0時
顔認証への同意リモート試験の予約時には、顔認証への同意(または代替手段の選択)が求められる
キャンセルとクレジット通常の締切までにキャンセルすれば、受験料はMyACCAにクレジットとして戻る。締切後のキャンセルは不可・返金なし

対策:予約受付が始まったら早めに申し込むのが一番です。「空きがない」と表示されたら別の時間帯や日付を試してください。迷っている場合もいったん予約し、締切までにキャンセルすればクレジットとして戻ります。

当日、試験がうまく始まらない・途中で止まる

場面公式の案内と対策
事前準備必須のシステムテストを本番と同じ場所・ネットワーク・PCで済ませる。会社貸与PCはファイアウォールやVPNが試験ソフトの動作を妨げることがあり、ACCAは使用を強く勧めていない。私物PC・可能なら有線接続。家族には大容量通信を控えてもらい、OS更新は前日までに
チェックイン起動できるのは予約時刻の30分前〜15分後まで。この時間を外すと起動不可。最大15分ほどかかるため早めに。時間内にチェックインを始めていれば起動が遅れても試験時間は全て確保される。開始前に試験以外のアプリを閉じ、VPNを切断し、机の上の紙・ペンを片付ける
起動しない試験ソフトをいったん閉じ、ダウンロードフォルダから開き直す
試験中に接続が切れた進捗は保存され、接続が戻れば同じ箇所から再開できる。ただし試験時間は延長されず、タイマーは進み続ける
トラブル発生時画面のチャットで監督官に伝える(すぐに返事がない場合もある)。チャットが使えない場合は、チェックイン時に登録した携帯番号に連絡が来ることがある
打ち切りのリスク中断が繰り返されたり5分以上続いたりすると、試験が打ち切られる場合がある
実力を出せなかった場合技術的トラブルが成績に影響したと考える場合は、Mitigating circumstances(特別な事情)を申請する。結果処理の際に考慮される
安心してほしい点

ACCAは、技術的なトラブルや不具合を理由に結果を無効にすることはないとしています。トラブルが起きても慌てず、チャットで監督官に伝え、指示に従ってください。(Reiwaからのアドバイス)自己判断でPCを再起動したり、カメラの前を離れたりすると、別の違反を疑われかねないので避けましょう。

Section 9

海外の会場で受験するという選択肢(台湾・香港・中国)

リモート受験の環境に不安がある方には、近隣の国・地域の会場で受験する方法もあります。ACCAの予約画面(Exam Planner)では、自宅の住所から離れた地域の会場も選べます。

国・地域セッション試験の受験形態補足
台湾会場で受験(British Council 台湾)British Council 台湾は2016年からACCA公式試験会場で、旧F5〜F9(PM・TX・FR・AA・FM)のセッション試験をCBEで実施と案内。Strategic Professional・LWの実施状況、ACCA公式一覧での台湾の扱いは要確認
香港会場で受験ACCA公式の受験形態一覧で、オンデマンド・セッションとも会場受験
中国(本土)会場で受験ACCA公式の受験形態一覧で、オンデマンド・セッションとも会場受験
韓国リモート日本と同じくリモート受験のため、会場受験の代わりにはならない
  • 予約は自分でExam Plannerから行う。会場の空きは先着順で変わるため早めに予約する
  • 身分証は公的機関発行の写真付き原本が必要。海外ではパスポートを持参する
  • 渡航・宿泊の費用と時間がかかる。入国条件(ビザの要否など)は渡航前に必ず最新情報を確認する
  • 会場では第4章の会場ルール(計算用紙は会場で受け取る、ラベルを剥がした水のみ など)が適用される
厳禁

海外滞在中に、日本で予約したリモート受験をそのまま受けるのは厳禁です。予約時と違う国から受験すると、結果が無効になり返金もありません。なお、結果の無効でリモート受験ができなくなった方が海外会場で受験できるかは公式に明記されていないため、該当する場合は予約前にACCAへ直接確認してください。

Section 10

試験前日・当日のチェックリスト

共通(前日まで)

  • 身分証が原本・有効期限内で、ACCAの登録名と一致していることを確認する
  • 電卓が規則に合っているか確認する(文字表示・印刷機能がないもの)
  • 最新の試験規則・ガイドラインに目を通す(予告なく改定されることがあります)

リモート受験(日本のセッション試験)

  • 受験に使うPCで、事前にACCA指定のシステムテストを済ませておく
  • 予約時に選んだ国(日本)から受験する。出張先・旅行先からは受けない
  • VPNを切断し、自動接続の設定も解除する
  • リモートアクセス・画面共有ソフト(TeamViewer、AnyDesk、会社の遠隔サポート、Zoom・Teamsなど)を終了またはアンインストールする。会社貸与PCは使わない
  • 壁とドアのある部屋を確保し、家族に「試験終了の5分後まで入室しない」と伝えておく
  • 追加モニターを外し、スマホは手の届かない場所に置く(マナーモード・バイブなし)
  • セッション試験のリモート受験では計算用紙を使えないので、机の上には何も置かない
  • 試験時間が終わるまで画面の前を離れない。問題文を声に出して読まない

会場受験(日本のオンデマンド試験)

  • 予約したCBEセンターの場所と開始時刻を確認し、余裕を持って到着する(開始30分前程度が一般的な目安)
  • ラベルを剥がした透明なボトルを用意する。計算用紙は会場で受け取り、自分の紙は持ち込まない
  • スマホ・スマートウォッチは電源を切り、会場の指示どおりに預ける。ポケットの中も確認する
  • 禁止物に気づいたら、開始前に監督官へ申告する

試験後

  • 問題の具体的な内容をSNSや勉強仲間のグループに書かない
Summary

まとめ:ルールを守ることが、自分の資格の価値を守ること

ACCAの厳しい試験ルールと監視は、受験生を疑うためのものではありません。不正をする一部の受験者からACCAの品質を守り、まじめに努力した人の合格が正しく評価されるようにするための仕組みです。処分事例のほとんどは、ルールを知って準備していれば防げたものでもあります。

日本の受験生は、PM・TX・FR・AA・FMやStrategic Professionalの科目を、例外的に認められたリモート受験で受けることになります。VPNや画面共有ソフトのような「設定ミス」ひとつで結果が無効になることもあるので、受験のたびに最新の規則と受験環境を確認しましょう。ルールを正しく守ることは、自分が手にするACCAという資格の価値を守ることにつながります。

注意

本記事の情報確認日は2026年10月14日です。規則は予告なく改定され得ます(規則21)。各試験セッション前に、必ずACCA公式の最新情報をご確認ください。

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参考資料(ACCA公式ほか)

※処分事例はACCAの公式公表資料(懲戒委員会ニュースリリース)に基づき、個人名を伏せ、国・科目・時期のみ記載しています。制度の詳細・最終受験期限などは今後更新される可能性があります。

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