ACCA科目の受験の順番はどれが良いか

ACCAは全てで13科目あることはもうご存じですかね?

​これは

Applied knowledgeの3科目

Applied skillsの6科目

Strategic Professionalの4科目

とレベルが3段階に分かれています。

 

 

 

 

 

下のレベルから終わらせていかなければ なりませんが、そのレベル内であれば好きな順番で受験ができます。

いっぺんに複数の科目を受験することも可能。

その方のお仕事の内容や持っている知識によってどの科目を先に受験するべき かは変わってきますが、今日は私なりにおススメの順番をご説明します。

まずはApplied knowledgeの3科目です。

 

これは

①Business & Technology(BT)

②Financial Accounting(FA)

③Management Accounting(MA)

の順番になります。

​理由としては、この順番で合格率が高いから。

もっと言うと、BTは全て選択問題ですし、ACCAの学習内容を広く浅く勉強するようなとてもアプローチしやすい科目になっています。

まずはここから始めるのが無難です。

次にFAです。

 

会計士試験として軸になるのがやはり財務会計です。

簿記を全く勉強していなかった人は少し時間がかかるかもしれませんが、初心者からでも全然合格できる科目です。

最後がMAです。

これはほかに比べて合格率が少しだけ下がるのですが、財務会計のような簿記の経験がものをいうものではなく、計算パズルのような問題が多いので、日本人は 得意な傾向にあります。

 

次がApplied skillsの6科目です。

①Corporate Business law(LW)

②Financial Reporting(FR)

③Financial Management(FM)

④Performance Management(PM)

⑤Taxation(TX)

⑥Audit and Assurance(AA)

​ここの順番は迷います。

私も人ごとに多少アドバイスを変えています。

​まずLWですが、これはオンデマンドでいつでも受験ができ、合格率もとても高いので、繁忙期などのために使えるカードとして持っておくと良いと思います。

カードを使う時期は人それぞれ。

①番目でも良いですし、⑥番目でも良いです。

まずは合格科目数を増やしたいということであれば最初にLWを合格してしまうというのも作戦です。

次がFRです。

ここはまずはFRから始めて欲しいです。

理由はやはり財務会計が会計士試験の核だからです。

ACCAの13科目の内、最もコアになるのはこのFRだと個人的には思います。

経理をお仕事にしている人からすると取り組みやすいのでまずはFRを合格しましょう。

次はFMかPMです。

順番はどちらが先でも良いと思います。

 

ただし、PMはレシオ分析などに対して自分で意見を述べるような問題が多いので、記述力が自信が無いのであれば、

日本人はFMの方が若干取り組みやすいかもしれません。

 

FMは現在価値割引法などを学ぶコーポレートファイナンスなので学習も楽しくなってきます。

FM、PMも終わったら、TXかAAが残ります。

​このTXとAAも人により順番は変えて良いと思います。

 

ですが、TXの方が計算問題が圧倒的に多いので、記述が自信がないのであればまずはTXから行くのも一つの方法です。

Auditは仕事で監査に関わるような人は取り組むと良い勉強になると思います。

但し、このAAだけ記述の量が他の科目に比べて多くなっているので、かなり記述が必要だという覚悟は必要です。

ですので、まずは他の科目で記述に慣れて、記述のスピードが上がってからAAに挑むのをおススメしています。

​そして最後がStrategic Professionalです。

これはまずはStrategic Business Reporting(SBR)からです。

これはFRの上位版となります。

学習内容としてはFRとそれほど大きくは変わりません。

財務会計が会計士試験のコアです。

​合格率も5割くらいはあるので、まずはここに合格したいです。

合格できたら、次がStrategic Business Leader(SBL)です。

この科目だけ、試験時間が4時間という結構長い試験で、大きな総合問題を解くという特殊なものになります。

プロとしての記述力を求められ、100点中20点はProfssional markとなります。

 

ちょっと癖があるのですが、合格率は5割くらいありますので、全然合格率は高い。

なのでSBRの次はSBLです。

 

更に言うとここでProfessional Markの取り方をしっかり学んで欲しいのです。

なぜなら、このProfessional Markが次の最後のAdvancedの選択科目2科目でも20点分、同様に問われるから。

SBLはその修行の場とするのが良いと思います。

 

そしてSBLも終わると、いよいよ最後の選択科目の2科目です。

4科目から2科目を選びます。

Advanced Audit & Assurance (AAA)

Advanced Taxation (ATX)

Advanced Financial Management (AFM)

Advanced Performance Management (APM)

ここが合格率が3割~4割程度に下がってきます。

でもここまでくればあと一歩。

3人に1人は合格します。

これまでの集大成です。

全力で臨みましょう。

如何でしたでしょうか?

 

まだACCAを始めていない方も、少しACCAのイメージが付いたでしょうか?

それぞれの科目の難易度はそこまでは高くありませんが、ボリュームはなかなかです。

ですので、日本語で素早くインプットしてしまった方が勉強の効率は良いと思いますので、ご興味のある方はご連絡をくれると嬉しいです。

1科目ずつ着実に合格をしていって、世界を相手に戦える会計士への階段を昇っていきましょう!

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