ACCAと他の会計士組織を比較してみます。
先日、ロンドンで開催されていた会計とテクノロジーのイベント(Accountex)に参加しました。
会計ソフトの会社が最新の会計関連ソフトのテクノロジーを見せたり、それらの会社の方々が講演をしていました。
日本では無いような会計のプロたちの集まりのイベントで、まさに会計がジョブとして成立しているという英国・欧州らしいイベントでした。
そのイベントには会計士団体もブースを出していました。
会計士団体の中で、最も大きなブースは?
もちろん、ACCAですよ。もう、全然目立ちます。
英国には他の会計関連の団体がいくつかありますが、やはり規模としてはACCAが筆頭です。
各会計士団体の代表者が集まって話すという座談会があったのですが、どの団体も、コロナやデジタル化の進行、Work from homeなどの変化にともなって、会計士団体への申し込みは増加しており、また、会計事務所を立ち上げる人も増えているのだとか。
コロナのような有事や不況にも比較的強いのが会計業界、ということです。
このイベントにいくつか会計関連の団体が出ていたので、その規模を比較してみました。
正直、日本人にとってはだいぶマイナーな団体もあるのですが、とりあえず比較してみましょう。
ACCA
会員数:24万人
生徒数:54万人
特徴:IFRSベースの学習で世界各地に会員・生徒あり。
ICAEW
会員数:19万人
生徒数:3万人
特徴:ACAという英国中心の会計士の団体。会計事務所で監査に就く人向き。
AAT
会員+生徒数:12万人
特徴:Bookkeeper向けの試験。会計士ではない。
ATT
会員数:1万人
生徒数:0.5万人
特徴:税務に特化した資格。税理士に近い。保有者には滅多に会わない。
AICPA
会員数:43万人
生徒数:22万人(推計)
特徴:米国の公認会計士。州毎にライセンスが与えられる。科目合格の失効期限が短い。
JICPA
会員+準会員数:4万人
特徴:日本の公認会計士団体。短答式に合格できると2年間論文式に挑戦できる。
合格率8%程度の狭き門。
いかがでしたでしょうか。
数え方が団体によって微妙に異なるので、正確な比較はできませんが、ACCAは生徒数が極めて多く、生徒数を含めると国際的な会計士団体の中では規模も最大といえるかもしれません。
規模的には世界一の会計資格と言っても過言ではありません。このACCAの規模は拡大し続けています。
日本ではまだ知名度がUSCPAに適いませんが、中国やインド、東南アジアなどの成長国においてACCAがどんどん増えているということが、今後の未来を予想していると思います。
彼らはどんどん、この資格を学習して、英語力とIFRSの力を付けて、日本を追い抜いていきます。
IFRSの時代に、IFRSの資格を。
世界中の人々に、一番、勉強されている会計資格です。
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