ACCAが英語力の付け方を教えます。

仕事でネイティブに負けない英語力を身に付けるにはどう学べばいいか、とか思いませんか?

そこで、今回はACCA受験の隠れた副産物(英語でBy-productと言います)についてのお話です。

ACCAが英語力の付け方を教えます。

既にご説明の通り、ACCAは入門→基礎→応用と少しずつレベルが上がっていく試験です。

これは問題のレベルが徐々に上がるというのもそうですが、使う英語力のレベルも、とても良い感じに少しずつ上がっていくのです。

いきなり応用の科目を見たら、ちょっと驚いて、自信を無くすかもしれませんが、入門から挑んでいくと、ちゃんと応用科目にたどり着く頃には大丈夫な自分が出来上がっているから良くできたものです。
(これは米国公認会計士は科目が違うだけで、徐々にレベルが上がっていく試験では無いので、違いがある点です)

入門の科目は基本的に短い問題文の選択問題がほとんどです。
ここでは英語で質問を理解する能力が培われていきます。

次に基礎科目では、問題文が少し長くなります。
選択問題が多いですが、少しだけ論述問題が出てきます。
とはいえ、単純に1行で説明や表現をするような問題であり、選択問題に毛が生えた程度の問題です。

しかし、基礎科目の中でも、後半に挑戦することと思われる科目については、少し論述が長くなってきたりします。
しかし、論述力で加点などは無く、理解していれば確実に解けます。

そして最後に応用科目では、問題文がかなり長くなってきます。
シナリオを読み解き、それに対してコメントをする、分析して説明するような問題になってきます。

この最後まで来ると英語の読解力と、記述力が問われてくるようになるわけですが、安心してください。
ここまで来る間にかなりの量の英語に触れていますし、会計的な英語表現というものが皆さんの中には少しずつ蓄えられています。
いつの間にかすごく伸びています。

英語力では苦しまないACCAの試験

ですので、英語力で苦しむということは無いようになっています。これは会計の試験ですし、Non-nativeが受験する前提なのですから。

応用科目においては、英語が流暢で説得力があると、若干の加点があります。
とはいえ、1つの試験につき、最大で加点はたったの4点です。

正直、ギリギリ46点の人の解答に4点の説得力加点など付くことなど想定できず、この4点では合否は決まらないのです。
100点を取りたいのであれば話は別ですが、50点を取るうえでは、英語の文法がめちゃくちゃだろうが、高校生みたいな文章であろうが、採点者に意味が解るように、キーワードを押さえて回答がしてあれば、50点は絶対に取れます。
おそらく、合格している日本人は皆、この加点無しで受かっています。

そうしてACCAを取り終えて、冷静に考えてみると、結構凄まじく高いレベルの英語の文章を読めるようになっていて、かつ英語で自分の考えを稚拙でも相手に表現できるようになっている自分がいることに気が付くことになります。

正直、私も実務で使う英語表現はかなり稚拙です。
高校生程度の英語ですが、でもその高校レベルの英語が実は一番相手にとって解りやすかったりするので、私は気にしていません。
長く海外に住んでいる人に限って、案外英語と言うのは稚拙であり同時に解りやすいものです。

というわけで、皆さんには恐れずにACCAに挑戦をして頂き、資格だけでなく、いつの間にか世界と戦えるプロとしての英語力も身につけて、成長して頂きたいと思います。
これは日本の公認会計士やUSCPAでは得にくい能力ですし、こういう試験は他にはあまりないと思います。

世界と戦えるプロの皆さんが増えて、そしてどんどんパフォーマンスを発揮して頂き、皆さんがやりがいをもってライフワークバランス良く働くようになる、それが延いては日本の成長につながると期待しています。

ACCAの学習はこちらから。
https://reiwa-accounting-school.teachable.com/