ACCAのAudit&Assuranceの科目について
そもそもACCAやUSCPA、
所謂公認会計士は、
何をする資格を持つ専門家でしょうか?
答えは、
「監査業務を行い、 財務諸表に対して、
意見を表明する権限を 持つ資格」
になります。
会社は財政状態計算書や損益計算書などの
財務諸表を作成します。
それが会計基準に従って、
真実かつ公正に 作成されているのか、
というのを合理的に保証するのが
Auditorの責任です。
その資格としてACCAがあるわけですね。
医者や弁護士はよくテレビドラマにもなり、
大きな責任のある仕事として扱われる資格ですね。
公認会計士も実はこれらに負けないくらいに
重要なお仕事だと 私は思っています。
(イケメンのドラマにならないのは残念な限り…)
エンロン事件というのを覚えていますでしょうか?
2000年代に急成長した巨大エネルギー企業の
エンロンがその不正会計が発覚し、
経営破綻に至ったものです。
エンロンは、1980年頃から、
当時新しかったデリバティブ取引などを
駆使して利益を上げていくビジネスを
構築していきます。
しかしそれも永遠には続くはずがありません。
損失が発生していきますが、
それを巧妙に隠していきます。
当時の経営陣はSPE(特定目的会社)を作り、
そこに損失を隠すような形で架空の利益を
増加させ、業績を改ざんしていきました。
その結果、
経営陣には多額のボーナスが支払われ、
経営陣は私腹を肥やしていきました。
本来であればこのような会計処理は
監査法人によって 指摘され、
不適正意見を表明されるべきでしたが、
監査法人もこの粉飾に加担していました。
2001年にこの不正決算が発覚し、
株価が暴落。
その後あっという間に倒産に向かいます。
世界有数の超優良企業が、
一夜にして状況が変わってしまいました。
このエンロンショックは、
世界の株式市場に影響を与え、
監査法人のアーサーアンダーセンも
解散となりました。
会計士や監査法人は、
こういった不正を防ぎ、
株式市場を混乱させないように、
番人として 存在している立場でありながら、
この混乱を生み出すことに加担した責任は
大きいですね。
では、監査人とはどうあるべきか。
監査とはどういうプロセスであるべきか。
これの基礎を学ぶのが
Audit&Assuranceの科目になります。
Auditorにならなかったとしても、
この会計士としての責任と自覚を認識するのは
非常に重要な事だと私は思います。
この科目は計算問題が無く、
学習は理解&暗記だらけになります。
日本人にはちょっと大変な科目です。
全て英語で勉強をするとちょっと大変ですので、
日本語での講義をご用意しています。
この科目になると、
記述問題が多くなってきます。
完璧な英文を書く必要はありませんが、
広く浅く、
トピックを回答に盛り込む必要があります。
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