Sustainability report で世界を救うのはACCA
日本は欧州に比べると、環境への意識が全然低いと感じます。
イギリスでは、環境保護に関するテレビ番組やNetflixなどが常にあり、セレブリティ達が先頭に立って環境保護活動をしています。
(どこかの国では24時間テレビとかいう嘘くさい事をして、ギャラを払ってやらせていますが、レベルが違います。)
そうです、地球は本当に気候変動によって生物が住めなくなるのがすぐそこまで来ているということを我々は意識しないといけません。
イギリスの有名な宇宙物理学者のスティーブンホーキング博士は、人類は100年以内に地球に住めなくなる、と言っていました。
100年となると、我々の子供や孫の世代が、もう滅びてしまうというレベルです。
これくらいの危機意識が無いといけません。
そのため、欧州では、環境への影響の大きいプラスティックの使用や、環境汚染を伴う食肉の摂取を控えようという傾向があります。
実を言いますと、私も1年以上、肉は食べていません。ベジタリアンのような生活をしています。
さて、話がそれましたが、この環境汚染は、やはり企業による生産活動の影響が大きいです。
そのため、企業が環境にどれだけ配慮しているか、というのを、投資家や我々購買者は知る必要があります。
Sustainability report で世界を救うのはACCA
これまで、企業はサステナビリティ報告書というものを作ってそれを報告していたわけですが、
その品質はバラバラ、特に世界標準も無い状態でした。
これでは、国や会社によっては適当なサステナビリティ報告書を作りかねませんね。
そこで、世界統一のルールを作ろうじゃないか、というのをIFRSが主体となろうとしているわけです。
近年の企業は、企業活動に関係を持つあらゆる利害関係者に対して、社会的な責任を果たすべき、というCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)の考え方に基づき、企業活動を行っています。
そうした企業の社会的な取り組みをまとめて、社会に対して知らせるために作られているのが、サステナビリティレポート、CSR報告書です。
このサステナビリティ報告書ですが、現状は各会社が環境やその社会的責任(CSR)について記載しているわけですが、近年の環境保護への強い関心を受けて、投資家はそれらのサステナビリティ報告書については、ある程度の一定の世界標準を設けた方が良いのではないかという考え方が出てきています。
その中で、IFRS Foundation(IFRS財団)がその役割を果たすべきか、そのスコープは何かなどについて、検討しています。
特に、サステナビリティ基準審議会(SSB)を創設することなどを検討しており、これに対して利害関係者からのコメントを求めています。(2020年12月31日まで)
言ってみれば、このサステナビリティ報告書とその世界標準が存在することで、結局は企業の活動は環境保全を重視したものへとシフトせざるを得ず、結果的に環境への影響を大きく改善させる可能性があり、延いてはそれが環境の保全につながることになります。
従って、極端な言い方ではありますが、IFRSを学ぶ、サステナビリティ報告書の番人になる会計士、というのは、間接的には世界を救う活動になるわけです。
たかが会計、たかが会計士で、現場の最前線で環境保護に努める方々にはかないませんが、
それでも我々は環境保護のためにその知識を使っていくことが出きるわけです。
ACCAの可能性を感じていただけたでしょうか。
是非一緒に頑張っていきましょう。
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参考記事
https://home.kpmg/xx/en/home/insights/2020/10/sustainability-reporting-consultation-paper.html